どの端末を選ぶべき?

 

WiMAXを契約する上で、重要なのはどの端末を選ぶかということです。WiMAXの契約期間は2年間なので、同じ端末を2年間使い続けることになります。なので慎重に選びましょう。

現在の最新端末は、W01とWX01です。この2つはほぼ同時期に出た端末で、この2つの端末の間で迷う人が最も多いです。

この2つの端末の特徴は、どちらも最大220Mbpsの高速通信が行えるということです。この2つの端末以外では、最大110Mbpsまでしか出ません。220Mbpsが使えるのは、いまのところこの2つの端末だけです。

しかし、この2つの端末はどちらも違う技術で220Mbpsを実現しています。W01はキャリアアグリゲーション、WX01は4×4MIMOという技術を使っています。どちらも違う技術ですが、220Mbpsの通信を行えるというのは同じです。ですが、実は4×4MIMOのほうが優れている点があります。それは利用エリアが現時点でも全国区であることです。キャリアアグリゲーションは、現時点では栃木県の一部エリアでしか使えません。2015~2016年にかけて全国にエリアが広がっていきますが、現時点ではキャリアアグリゲーションはまだ使えるエリアが狭いです。この点は、4×4MIMOが優っているところです。なので、220Mbps通信をいち早く行いたい人は、4×4MIMOが使えるWX01を選びましょう。

W01にも優れている点はあります。それはバッテリーの持ちが長いことです。WX01は6時間40分しか持たないのに比べ、W01は8時間以上持ちます。バッテリーの持ちを重要視する人は、W01を選ぶのも良いと思います。

次は、少し古い端末を紹介します。ただ、正直言って最新端末を選ぶほうが良いと思います。先ほど書いたとおりWiMAXの契約期間は2年間なので、今古い端末を選ぶと、2年間の契約期間が終わる頃には3年遅れの型落ちになっていまいます。

しかし、古い端末を選ぶメリットはあります。それは、古い端末だとキャッシュバック額が上がることがあるからです。プロバイダーによっては、最新端末に比べ古い端末を選んだ場合は7000円以上キャッシュバックが高くなることもあります。なので、キャッシュバックをより多く貰いたい人は、古い端末を選ぶのも良いと思います。

さて、古い端末を紹介します。まずは、HWD15です。この端末はW01と同じ会社で、W01の前の機種という位置づけです。HWD15の特徴は、バッテリーが長時間持つことです。最大10時間以上のバッテリーです。これは、最新端末も含めて最も長いバッテリー持ち時間です。バッテリーを重視する人は、これを選んでも良いかもしれません。デメリットは、220Mbps通信が行えないこと、電波のつかみが悪いことなどです。

次は、NAD11です。これはWX01と同じメーカーです。特徴は、軽量なことです。また、HWD15と比較すると電波の掴みが良いです。ただ、このあたりは最新端末には劣ると思います。